1. 事件の発端
先日の夕食時。
「かたいものを噛んだ」ととつぜん騒ぐ娘(5歳)。
口の中のものを吐き出すと血!
血を見て大げさに泣き出す娘。
口を開かせてのぞくと前歯が黒い。
焦る父母。
そんな事件がありました。
よくよく見ると黒くなってる歯はグラグラしてました。
え、もう?
6歳以降じゃなくて?
とも思いましたが、そこはG先生のありがたいお言葉
早い子は早い。4歳だって抜ける子は抜ける。
グラグラ歯は黒くなることもある。
抜けるまでは数日かかる。
というのを鵜呑みにして気長に構えることに。
2. その日はあっけなく
困ったのが、グラグラが気になってご飯を食べたがらないこと。
翌日の朝はゼリー飲料を飲ませ、
幼稚園には給食が食べられないかも・・・と伝えておきました。
夕方迎えに行くと、担任の先生が半笑いで登場。
「ご心配されてた給食はおかわりまでしてしっかり食べられました。
で、あのお返事に気長に見守りますって書いたんですけど
さっき、おやつにプリン食べてたら抜けちゃって・・・笑」
えー----!もう?
いや、園長先生含め、ベテランの先生方と数日かかるよね~って
朝はなしたばっかじゃーん!
さすがせっかち娘・・・。
しかもプリンって・・・。
3. トゥース・フェアリー(歯の妖精)問題
はてさて、抜けたのなら次の問題がくる。
『トゥース・フェアリー問題』。
いろいろ見ているのですが、トゥース・フェアリー(歯の妖精)
を知ったのは『ペッパ・ピッグ』というイギリスのアニメ。
アメリカのラッパー?に正式に敵認定されたとか話題になってましたが・・。
小さな子どもには穏やかでオススメのアニメです。
この中に歯の妖精がでてくるわけです。
歯が抜けて、枕元に置いておくと歯の妖精がきて
キレイなコインと交換してくれる。
これに憧れていた娘は歯の妖精がくると大喜び。
幼稚園のお兄さん、お姉さんたちには来なかったみたいだけど、
自分にはくると信じて疑わない娘。
なぜなら、ほかにもお気に入りのアニメ(これはamazonprime)
『もしもネズミにクッキーをあげると』にも
歯の妖精が出てくるのです!!
これも穏やかで子どもにオススメです。
本もあります。
そんなわけで、娘はどんなコインかな~
と楽しみにしているわけです。
4. その歯はどうするの?
いやね、いいんですよ。
歯の妖精は来ますよ。
でもね、キレイなコインを置くためには
歯をもらっていかないといけないワケですよ。
いや、その歯、どうするの・・・?
偽・歯の妖精(母)としては歯をもらっても困るわけですよ。
あれか?木の箱とかに入れて保管するの?
うーーーーーん。したくない。
歯を保存って恐怖が勝つわーと思ってしまって。
住宅事情で~ってのは仕方ないけれど、いわば投げ放題の田舎。
取っておくを選択する必要ある??
G先生に聞くと、再生治療に~とか言う。
そんなん無理やり持たされてるへその緒使えや。
アレだっているなんて言ってないからなー!!
記念に~って誰の?母?娘?
仮に母が取っておくとする。
終活を始めたときに困るものナンバーワンの勢いじゃない?
捨てるのもアレだし・・・え、棺にいれてもらう?
娘とはいえ人の歯を?いらない~!
じゃあ、娘が嫁にいくときに渡すとする。
もしも自分が母から歯を渡されたなら・・・
いらんわって突き返す。
これ渡されて、どういうリアクションするのが正解?
って聞きたい。
でもなーこれはわたしの意見。
嬉しかったし、歯を取っておくことで大切さを実感したとかいう意見も。
娘とわたしは感覚が違う。
そうか、それなら娘に委ねよう。
5. 果たして、娘の決断は?
投げました。
もうね、即決。
取っておく?って聞いた瞬間
「いらない。投げたい」と。
どうやら娘が枕元に置いておこうとしたところ
父から
「それはイギリスやアメリカの風習だから、日本は投げるんだよ」
と教わったそう。
旦那、ナイス!
というわけで、屋根に向かって歯を投げて(うち借家だけどね)
翌朝、すっかりコインの用意を忘れていた偽・妖精さんが
娘のスキをついてピカピカのコインを枕の下に置いたとさ。
世の中のみなさんは歯、どうしてるのでしょう?
そしてその後の行方はどうなるのでしょうか?