ある日突然、ふだん塩対応の人から褒められまくったから、まるで異世界転生してチート能力もらった人みたいな気分になった話。
去年の秋から3月末まで映像編集のお手伝いをしていました。
農閑期のアルバイトとして、簡単な映像編集をして放送していけばいい楽しいだけの仕事。
はじめは年単位のブランク&使ったことないソフトにモタモタしてましたが、昔取った杵柄、だんだん心の余裕がでてきました。
そこで、勝手にテロップを変えてみることに。
いままでは、青の背景に白文字で説明をいれているだけだったので、とにかく見づらいなーと常々思っていました。
こんなイメージ。
これをムダに遊ぶとこんな感じ。
あとは、動画のコメントに合わせて1行ずつ文字を出していったり、とにかくパッと見て何の情報か伝わるように、簡潔にを心がけました。
そんなこんなでコッソリ改造を続けていたある日、いつも塩対応の若い男の子が突然、
「🍄さん!あのテロップ!!」
と興奮気味に話しかけてきました。
ついに、勝手な改造がバレたか・・・ダメだったか?と構えると
「めちゃくちゃいいじゃないですか!!まさかテロップに絵を入れたり、文字の大きさ変えたり、枠で囲んだり、タイミングに合わせて文字出したりするなんて!!!!!!何てわかりやすい!!」
とべた褒めされました。
ふだんは冷めてる雰囲気で塩対応のくせに。
映像業界的にはフツーのことで、もっとすごいのテレビでガンガン出てるじゃん・・・これは最低限レベルだよ・・・とも思うけれど、あまりにも興奮してべた褒めし続けてくれるので、コチラも恥ずかしくもありつつ、鼻がニョキニョキと高くなっていきました。
この日は何かあるごとに褒めてくれて、何かを決めるときには
「🍄さんがいいと思うものにぼくも従います!」
と子分みたいになってきました。
これは、なろう系でよくあるパッとしない社畜が過労で死んで異世界行ったらチート能力で勇者になっちゃったよ!人生イージーモード!次は飯テロやっちゃうよ!的なものでは?
あれ?わたし死んだの?
なんて思ってたけど、次の日行ったらいつもの塩対応に戻ってたよ。
一夜の夢でした。
でも、褒められるって恥ずかしいけど気持ちいい〜!わたしももっと褒められる人間になろう〜!
と思った出来事でした。