『りんご不作疑惑?』
りんごと言えば青森!が有名ですが、長野も有名です。
数は圧倒的に青森が多いので、市場に出回るもの、種類が多いもの、海外に輸出されているものと言えば青森県産です。
数では到底敵わない長野県の戦法としては、木熟(木で熟したもの)のりんごを収穫して、美味しいうちに年内で売り切ってしまう!というものだそうです。
県外から移住してきて長野県産のりんご🍎の美味しさに感動した知人がそう教えてくれました。真偽は?ですが。
そんな長野県の中でも、一番美味しいと豪語するのが・・・各地域です。
ええ、1カ所じゃないです。
どの地域の人も口を揃えて言います。
「りんごは長野県産が一番おいしい。中でも、うちの地域のりんご🍎が最高だ」
わが家の両親も例外なく毎年言っています。
父が言うには、いまの気候的に長野県の上伊那地域がりんご栽培に一番適しているから、一番美味しい。でもこのまま温暖化が進むと、30年後には味が落ちるそうです。
現在75歳の父が言う30年後。
絶妙に言葉に責任をもたなくていいくらいの年数がにくい。
そんなりんごですが、長野県上伊那地域の昨年のりんご🍎の収穫量はハンパナカッタです。量もさることながら、とにかく巨大でした。もう、例年の規格段ボールに入りきらないから、各農家が困って小さめのりんごを選びぬいて箱にギューギュー詰め込んで、フタがふわっとしちゃうけど、いいかな?戦法で挑みました。
困ったであろうのが宅配便業者。たしかにサイズも重さも規格に入っているからOKなんだけれど、箱を詰むと傾く。いいのか?いいのか?と恐る恐る各農家が集荷依頼をかけましたが、文句も言わずに無事運んでくれました。
「今年のりんご🍎はドコ行ってもなんかヤバイっすね」
とは言っていたので、思うところはあったのだろうけれど。
さて、そこで今年のりんご🍎
豊作の翌年は実らないと呪いのような言い伝えがありますが、そういった事情関係なく春の気候の影響で不作っぽい気配です。
5月中旬頃、花が終わってミニミニりんごになりかけのコたちから、真ん中のコ以外を切り落とす作業をします。通常はこういった状態。真ん中のコ以外は良いりんごにならないそう。
真ん中以外に用はないはずなこの作業。今年はこんな異様な光景が。
真ん中だけない。
これはもう、全部ダメなので切り落とします。
こういった真ん中だけない状態が多い多い。
切り落としすぎて、数が足りるか心配です。
でも味はとってもおいしくなるので、長野県産のりんご🍎を見かけたらご贔屓に!
秋にこの地域に大量買いにドライブがてら来るのもオススメです。
毎年、九州から、大阪から、と遠方からいらっしゃる方多いです。
長野県産りんご🍎の美味しさにとりつかれたら、やめられないらしい。
直販やってる農家も多いですよ。みなさんもぜひ。